高濃度ビタミンC点滴療法・オゾン療法は、G6PD欠損症(グルコース-6-リン酸脱水素酵素の活性が
著しく低い方)の患者には、重症溶血性貧血発作を起こす危険性がありますので治療を実施される前に、
G6PD検査を受けることをおすすめいたします。
G6PDスクリーニング検査は、ヘモグロビンと反応しない新しい基質(WST-8)を用いた「G6PD Assay Kit」 を使用し、G6PD活性を定性的・定量的に求める検査方法です。
G6PDスクリーニング検査について
『高濃度ビタミンC点滴』は、適度な酸化ストレスを与えることによって、ご自身の抗酸化力を活性化する点滴療法です。
G6PD(グルコース6リン酸脱水素酵素)という酵素が遺伝的に欠けている体質の場合、酸化ストレスに弱く、通常は適度な酸化ストレスとなるものでも、溶血性貧血(赤血球がダメージを受けて壊れることによる貧血)を起こすことがあります。すでに発症している場合は重症な貧血や肝機能障害の既往歴で確認されます。この体質は非常に稀であり、本点滴を行った場合でも何も問題が起こらないこともあります。酵素が欠ける遺伝的体質は伴性劣性遺伝という形で引き継がれるため、女性ではさらに心配の度合が低くなります。
当院では点滴療法の安全を期するため、初めて『高濃度ビタミンC点滴』を希望される方には、『G6PD活性スクリーニング検査』をおすすめしています。検査は少量(0.5mlほど)の血液を用いて行い、約30分で結果がわかります。結果によっては点滴を見合わせることがあり、さらに詳しいG6PD活性の精密検査をおすすめすることもあります。
安心・安全・高品質を実現するために
健康院クリニックでは、防腐剤を一切含まない、高い品質基準をクリアした海外の製剤を使用しています。そして、点滴の抗酸化効果を最大限に引き出すために、そのほかのビタミンなどを組み合わせた当院オリジナルの点滴です。